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【作業療法学専攻】臨床実習Ⅰ(学内実習/オンライン実習)

作業療法学専攻
2月中旬から下旬にかけて臨床実習Ⅰを行いました。2年生にある臨床実習Ⅰは本専攻の学生にとって初めての臨床実習です.今までは実習施設で指導者の指導のもとで,実際に対象者とかかわる2週間のはずでした.しかし,今年はコロナの感染拡大の影響により,首都圏など部分地域に緊急事態宣言が出されている最中です.学生を実習に送り出すかどうか,教員たちは悩んだ末,学内実習に切り替えることを決断しました.そこで,臨床施設でしか学べないことを少しでも体験できるよう,一部のオンライン実習も行いました.



(毎日ケーシー(診療衣)を着用して臨みました)

オンライン実習では,角田市にある介護老人保健施設ゆうゆうホームと仙台市内の介護老人保健施設せんだんの丘の先生方にご協力いただき,施設紹介と作業療法士の臨床業務を説明していただきました.また,施設の利用者様のご快諾で,作業療法士が臨床での面接,評価測定,介入等の様子も画面を越して通して見せていただきました.さらに,施設の作業療法士や利用者様に質問をし,動作を見せていただいたりして,やり取りすることもできました.臨床現場にはいないけれど,臨床での作業療法士の姿を身近に感じることができました.デイリーノートの作成や調べ学習も同時に体験できました.初めての経験ばかりで,学んだことがたくさんありました.ご協力いただいた利用者の皆様、作業療法士の先生方、ありがとうございました。

(オンライン実習の様子。現場で働く作業療法士の方に質問をしました)

また,学内教員の指導のもと,学生は模擬症例を対象に評価計画立案を実習し,報告会を行いました.実習を通して学生は対象者の心身機能のみならず,活動や参加,生活環境までも着目しなければならないことがわかり,少しずつ視野が広がりました.




(報告会。決められた発表時間の中で、情報を選択しながら報告をしました)

学内実習とは言え,臨床で学ぶ姿勢の重要さや,今まで学習した知識の応用の必要性が改めて感じさせられた2週間でした.まだまだ作業療法士の卵ですが,これから一人前のOTになるよう,ますます成長していきます.