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渡邊・淡路基礎ゼミ(地域政策論)で長町の地域踏査を行いました

経営法学科/総合政策学科
渡邊・淡路基礎ゼミ(地域政策論)で踏査(エクスカーション)に行きました。
以下、2年基礎ゼミ生の菅井大貴君からの報告を掲載いたします。

11月6日に仙台市太白区にある長町駅周辺でその地域についての踏査(エクスカーション)を受講しました。
まず私達は長町駅の歴史について学びました。元々長町駅は日清・日露戦役の時に設置された軍用の停車場からはじまり、貨物操車場を経て、今の通勤通学に使われる現在の駅になったそうです。


次に、長町駅前から往復2km程の道を踏査し、要所要所で渡邊先生に解説をして頂きました。広瀬橋のたもとにある常蔵院観音堂の本尊は指定文化財に指定されている木造の菩薩立像であり、県内でも数少ない平安時代に作られたとされる像と言われています。これは東北地方に残る木彫像として、現存最古の作例の一つであり、文化財的価値がとても高いそうです。このような貴重な物であっても、参道が脇の細い道しかなく、場所も少し小さめであったりと、あまり人が頻繁に来るような所といった雰囲気は感じられませんでした。


その他にも、暴れ川だった広瀬川に橋を架ける為、人柱となった橋姫伝説が由来の橋のたもとに作られた橋姫明神や、いまだ名残として周辺に青物を扱う商店が見られる青果市場跡など、様々な所に訪問しました。


今回の踏査では、普段何気なく歩いている土地でも、所々に史的な意味を持ったものや昔の名残が色濃く残っていることを知りました。
長町という土地にある歴史あるものをどうやって人を呼び込む事に活かせるかを考えていきたいです。