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その人らしさを知ろう(2022年度第4回オープンキャンパス)

作業療法学専攻
今年度4回目のオープンキャンパスを開催しました。

【オープンキャンパスの流れ(完全予約制で午前、午後にそれぞれ開催)】
前半:作業療法士の仕事の説明、体験授業
午後:専攻の特徴の説明、学生生活や学生とのフリートーク

体験授業「できる」気持ちを支援する作業療法(犬塚千賀子助教)

高齢期の作業療法では、「できない」「やりたくない」など、様々な作業への動機づけが低下している方と出会うことがあります。高齢期は様々なことを失う時期でもあり、大切な「作業」もあきらめてしまう傾向にあります。

作業療法士は「その人らしい生活を作業を通じて作っていきます。その人らしい「作業」を見つけるためには、「できる」と思う気持ちを知ること、役割や生きがいを知ること、生きてきたストーリーを知ることが大切です。また、「できる」気持ちをさらに後押しする支援として、「上手にできましたね」などのプラスのフィードバックをしながら関わることが大切です。

  
上記のことを意識しながら、今回は、症例としたAさんにとっての大切な作業であった折り紙で七夕の飾りを作りました。
大切だと思う「作業」は人によって違います。大切な作業に前向きに取り組んでもらえるように、作業療法士は様々な視点から考え、色々な手段で支援をしていきます。

専攻の特徴の説明(高木大輔教授)


臨床実習の指導者は、講習会を受講する必要があります。卒業生が多くいる本学では、卒業生が臨床実習指導者として指導していただくことも多くあります。大学、学生、臨床実習指導者と連絡を取り合いながら、学生に合わせて指導をしています。

学生とのフリートーク
今回は2,3年生に支援してもらいました(宮城、福島、岩手出身)。

高校3年生だけでななく、高校2年生の参加者も多く、作業療法の職業や進路選択についても多く質問がありました。
また、学生とのフリートークと並行して、参加していただいた保護者の皆様と教員とお話をさせていただきました。
「1人暮らしの学生はどのあたりに住んでいるのか?」「入試のこと」「友達のこと」「専門学校と大学の違い」「奨学金のこと」など幅広くお話をさせていただきました。

次回のオープンキャンパス(9/4)「作業療法はこころとからだを元気します!」
作業療法では「手芸」や「工作」などの取り組みを治療に用います。「作る楽しみ」「完成した達成感」はみなさんも感じたことがありますね。そんな快適な楽しさが『こころ』を元気にすると考えられています。最近の研究では、作業活動そのものが脳の働きに影響を与え、運動機能を改善することもわかってきました。「楽しみながら機能が改善する」を目指す作業療法の一端をご紹介します。