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特論成果発表会

作業療法学専攻
9月8日と9日に4年生の特論成果発表会がありました.特論とはいわゆる卒業研究です.学生は疑問を感じることを文献などで調べたり,実験や調査で実証したりして,解決に向ける手段を学んでいます.また,これらの一連の過程を発表という方法を通してみんなに説明し,意見をもらうことでさらに理解を広げ,深めていきます.

学生たちは普段慣れていないスーツ姿で講壇に立ち,スライドを利用してこの数か月の研究結果を説明していました.

今年度は30テーマの発表がありました.報告,文献研究,調査研究,実験研究などバラエティーに富んだ発表ばかりでした.研究の領域も様々で,臨床実習で経験した脳血管障害者の自動車運転再開、アルコール依存症に対する実践,認知症者の周辺症状への対応などがありました.

また,学生生活で経験したCOVID-19による実習や学習への影響,睡眠習慣と学習との関係,背景音楽による作業遂行への影響などがありました.さらに他学科専攻,子育て世代,認知症カフェ参加者,台湾大学作業療法学科の学生を対象とした調査があり,専攻内にとどまらず,学内学外にも研究活動を広げていました.

2日間の発表は長いようであっという間でした.まさにこの4年間の学習の集大成でした.
実験や調査を進める中で、
・「楽しさや好奇心が高まった」
・「苦しい時期もあったが、達成感が感じられた」
・「作業療法士として働くうえで、必要な知識を得ることが出来た」
・「研究を通して、机上では学べないことを知れたり新たな発見ができたから楽しかった。」
などの感想も聞かれました。

今後、臨床での疑問と立ち向かうときに,解決する自信にもなります.これから臨床や様々な場面で対象者と関わる際,疑問を持った場合,今まで学習した経験を利用して対応できるのではと期待しています.学生の皆さん,お疲れさまでした.