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経営法学科3年大野ゼミ所属の5名の学生が、紀伊國屋書店書店員によるPOP作成講座を受講しました

経営法学科/総合政策学科
 2023年6月13日に、本学Eサポにおいて、大野ゼミの3年生が紀伊國屋書店仙台店の方々によるポップ作成講座を受講しました。大野ゼミは、8月より、紀伊國屋書店仙台店で一か月間展示される、ジェンダー関連推薦図書コーナーを担当します。今回はその練習のための企画でした。

 最初に紀伊國屋書店東北営業部の方より出版事情に関する講義をしていただき、そのあと、現役の書店員の二名の方から、POP作成のコツを、実践をまじえて丁寧に指導していただきました。最初は戸惑いが見られましたが、親切に指導していただいたおかげで、みんな、なんとか時間内にPOPを完成させることができ、感激もひとしおでした。特に、書店員さんの画力には目を見張るものがあり、名人芸を目の前で見せていただいて、おおいに刺激を受けました。お世話になった紀伊國屋書店の皆様、本学図書館の皆様、および会場を準備してくださったEサポの皆様に感謝を申し上げます。以下、学生の感想をご紹介いたします。

出版事情の講座、POP作成体験講座についての感想
*昭和平成と比べると出版不況に落ち込んでいると確かに思う。しかし、日本は識字率が高いため他の先進国と比べるとまだまだ本が手に取ってもらえる状況にあると感じた。であるから、娯楽としての本の提供を行い間口を広げるべきと思う。

*私にとっては自分の考えを確立する過程で本は欠かせないものだし、娯楽でも漫画やライトノベルが必須だからこれからも読んでいこうと感じた。また、私が本離れしていないことに対しては小さい頃から絵本を読んだり、学校で読書タイムがあったりと本に触れ合う機会が多かったことも影響していると考えた。他の娯楽も増えているがその中でも幼少期から本を読む機会が多ければ本離れは多少でも改善されると思った。 色合いやイラスト、字体を工夫して目に留まるようなデザインになっていた。私はイラストが描けないためその他の技術で人が足を止め、読みたくなるようなPOPを作りたい。

*現代の出版業界は、デジタル技術の進歩やインターネットの普及によって大きな変革を遂げており、電子書籍の普及やオンライン書店の台頭により、読書の方法や読者の行動が変化していることが分かった。こういったインターネットやソーシャルメディアの普及により、情報やエンターテイメントを得る手段が多様化し、本以外のメディアやコンテンツに人々の関心が向いてしまい、本に対する興味が以前より低下しているのだと分かった。また、一部の地域では、経済的な理由により本の購入が減少している場合もある。高価な書籍や出版物に対する予算の制約や、経済的な不安定要因が本の売り上げに影響を与えていることが分かった。

*講座は非常に役立ちました。ポップ作成の基本的な要素から具体的なテクニックまで、包括的に学ぶことができました。書店員さんの知識や経験が豊富であり、わかりやすい解説と実践的な演習が組み合わさっていました。特に、ポップのデザインやレイアウトの考え方について学ぶことができた点が印象的でした。文字や色の選び方、見出しの工夫、情報の整理など、効果的なポップを作成するためのポイントを具体的に教えていただきました。また、実践的な演習を通じて自分自身でポップを作成する機会があり、これにより理論だけでなく実際の制作過程を体験することができ、自信を持ってポップ作成に取り組むことができるようになりました。

*講座の内容は実践的で応用範囲も広く、仕事や個人的な用途に活かすことができると感じました。また、学生同士の意見交換やフィードバックもあり、交流が楽しかったです。本のポップ作成講座は充実した内容であり、ポップ作成のスキル向上に大いに役立ちました。今後はこれらの学びを活かして、魅力的で効果的なポップを作成することができるよう頑張りたいです。
(感想は以上です)