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【作業療法学専攻】授業風景(生活技術学演習)

作業療法学専攻
作業療法士は、障害を持っても「その人らしい生活」を過ごすことができるように支援する職業です。その人らしい生活とは、ある対象者にとっては、毎日の日常生活だったり、趣味や遊びだったり、仕事だったりします。

例えば、ひとりでご飯を食べられるようになりたいという希望があった場合、作業療法士はその動作を細かく評価していくことになります。
・左手で茶碗を持つことができるか(左手や指の運動)
・右手で箸を持つができるか(右手や指の運動)
・ご飯を口元に運ぶことができるか(肘や肩の運動)
・飲み込む(口やのどの運動)
・椅子に座ることができるか(バランス、お腹や背中の筋力)
「ご飯を食べる」といっても、たくさんの工程に分けることができますね。

この授業では、日常生活活動にはどのようなものがあるのか、日常動作を上記のような工程に分け、その分析方法などを通して、生活の基盤となる運動、動作の特徴を理解します。
今回は、立つ、座る、寝るなど基本的な姿勢を簡略化した図で記載する方法を学習しました。
まずはここが生活を支援するための第一歩ですね。
 

ここで習ったことが2年生後期の生活技術学実習などにつながっていきます。
新型コロナウイルスの影響もあり、実習科目を中心に学内で行っています。引き続き、学内での授業の様子を掲載していきます。