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須藤諭教授が電気設備学会の「第12回 学会功績賞」を受賞しました

建築環境学科
 建築環境学科の須藤諭教授が「第12回 学会功績賞」を受賞し、2024年6月7日の電気設備学会総会にて開催された表彰式にて、同賞を会長から授与されました。学会功績賞は、電気設備学分野における学術・技術の発展・充実に著しく貢献した学会正会員に授与されるものです。

功績の概要
 須藤諭教授は、1993年に本学会に入会し、2001(平成13)年から東北支部理事を9年間務めた後、2010(平成22)年には本部理事ならびに東北支部長に就任しました。支部長として、6年間主導的立場で本学会の改革と発展に尽力しており、現在も東北支部理事として、東北支部の発展に貢献しています。
 東北支部開催の2014年(第32回)電気設備学会全国大会は、本学を会場として開催されましたが、教授は大会実行委員会委員長として重責を果たし、全国大会を成功に導きました。
 また、 自身が主な研究課題としている各種建築物における設備のエネルギー消費量の分析や地域のエネルギー消費特性の評価・廃熱利用需要量の地域評価等に関する研究成果は、電気設備学会全国大会における一般講演や学会誌において数多く報告しています。
 2011(平成23)年の東日本大震災後には、 緊急に東北地方の関連学協会と災害調査連絡会を組織するとともに、東北支部において 「東日本大震災による電気設備の被害事例調査検討委員会」を組織 して、電気設備の被害状況調査及びとりまとめの陣頭指揮を執りました。その成果については、東日本大震災合同調査報告書にまとめられた他、2011年度電気設備学会全国大会(九州支部開催) においては、「東日本大震災による電気設備の被害事例調査について」と題して特別講演を行っています。
 以上のように、同教授の本学会における活動は目を見張るものがあり、学会の発展、 技術レベルの向上に大きく貢献されています。

 受賞に際し、須藤諭教授は「電気設備学分野におけるこれまでの活動が評価され、大変光栄に思います。建築分野においては、電気設備のみならず建築設備に関する技術はより高度化してきており、今後の社会における位置づけはより重要になってくると思われます。この分野を担うエンジニアの教育にも一層精進したいと思っています。」と述べています。