本学科では、医療現場で臨床工学技士として、生命維持管理装置を中心とした医療機器の操作、安全管理を行い、高度化したチーム医療を支える人材を育成します。また先進的医療の研究・開発に必要な知識・技術・研究心を学び、地域や社会に貢献できる能力を育成します。
臨床工学技士は
「いのちのエンジニア」と呼ばれ、医療機関において
「生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う医療機器のスペシャリスト」として活躍しています。発展を続ける医療の中で、高度医療を支える医療チームの一員として、医師や看護師と共に働く重要な役割を担います。
専門的な工学知識を持った唯一の医療従事者です。
《生命維持管理装置》 人工透析装置、人工呼吸装置、人工心肺装置、除細動装置、ペースメーカー、高気圧酸素療法機器 など医療機器の高度化と安全確保のために臨床工学技士の需要が急速に伸びています。
東北には約2,000人の臨床工学技士が医療機関に勤務しています。東北における人口10万人当たりの臨床工学技士数は全国平均よりかなり少なく、臨床工学技士不足が深刻なのが現状です。各医療機関において毎年臨床工学技士の増員計画があるにもかかわらず、充足できない状況が続いています。
臨床工学科を卒業し、臨床工学技士の免許を取得すると、大学病院、国公私立病院、診療所、医療機器メーカで働きます。医療機関では人工透析室、臨床工学室、手術室、集中治療室など、最先端医療の現場で医療チームの一員として活躍することになります。東北6県で働く臨床工学技士の約半数は前身である東北文化学園専門学校臨床工学科の卒業生で、就職率は100%です。