本専攻の小野部純准教授が、11月2日（土）・3日（日）に大宮で開催された「第8回日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術大会」において、教育講演「最新のリンパ浮腫の知見を理学療法にどう活かすのか」の講師を務めました。



　本学術大会は、がんとリンパ浮腫に対する理学療法について議論する、理学療法士主催の全国学会です。小野部准教授は、医師や看護師など多職種が参加する複数のリンパ浮腫関連学会において評議員や教育担当を歴任しており、そこで培った経験と知見をもとに、最新のエビデンスに基づいた理学療法について講演を行いました。
　リンパ浮腫は、がん治療の後遺症として知られる病気ですが、一般にはまだ十分に認知されておらず、専門的な治療ができるセラピストも限られています。この病気は完全に治すことは難しいものの、適切な理学療法により症状をコントロールし、日常生活の質（QOL）を大きく向上させることが可能です。
　そのためには、セラピスト一人ひとりが常に知識と技術をアップデートし、学び続ける姿勢を持つことが不可欠です。本学としても、今回のような教育講演や学会活動を通じて、最新の知見を臨床や教育に還元し、リンパ浮腫に悩む方々の支援に貢献していきたいと考えています。