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【作業療法学専攻】台湾大学作業療法学専攻との国際交流(後編)

作業療法学専攻
4月10日から14日にかけて、台湾大学作業療法学専攻との国際交流を行ないました。
今回は皆さんお待ちかね!?の後編です!
(前編はこちらです)

【2019年4月12日】
AMは1年生の授業である作業分析学に参加しました。今回の作業種目は「革細工」でした。本学でも1年次に革細工を体験し、作業特性を考える授業があります。とても印象的だったのは、1年生数名が皆の前で、革細工の授業をしていたことです!事前に革細工の方法や進め方、革細工の作業特性を分析し、その内容を授業内で他の1年生に伝授するという授業スタイルでした。教員は時々助言をしたり、最後にフィードバックをしていました。
  

その後、本学4年生が台湾大学の学生に対して「折り紙で作る寿司」を伝授しました。
 
(作り方の説明書は中国語で作成しました)

  


(最後に1年生と記念撮影)

PMは台湾大学付属病院の作業療法(発達障害領域、身体障害領域、精神障害領域)を見学させて頂きました。医療制度の違いから、作業療法士の業務内容や役割など、国が違っても類似している点、違う点などについて知ることができました。
精神領域の見学後には、臨床実習中の4年生も交えた交流会を企画して頂きました。
臨床実習の内容や課題量など、本学の臨床実習とは異なる点もあり、本学学生の感想は「私たちの実習より担当する症例数や課題が多く大変そう…」。実習生に尊敬の眼差しを向けていました。


(発達障害領域の作業療法士の先生と)

 
(身体障害領域では訓練場面や訓練機器を見学)

【2019年4月13日】
AMは台湾大学主催の作業療法学会に参加し、口頭発表やポスター発表の様子を見学しました。作業療法の教員や大学院生が日頃の研究成果を発表していました。
昨日、交流した1年生も参加しており、積極的に質問をする姿がとても印象的でした。
 
(台湾では「作業療法」のことを「職能治療」と言います)

PMは台湾大学の4年生2名に大学キャンパスを案内してもらいました。案内してくれた2名は昨年度、来日し、東北文化学園大学にも来てくれた学生さんでした。特に1名の方は、授業にも参加してもらい、久しぶりの再会となりました。
台湾大学は非常に広大な敷地で、様々な学部学科が集中。様々な研究施設も完備されていました。キャンパス内に学生寮やコンビニ、美容院、クリーニング屋、自転車屋もあり、生活にも困らないのでは!と感じました。勉強に集中できる環境がかなり整っているなという印象を受けました。留学生のために語学(中国語)を教える場所もありました。
     
(台湾大学の正門にて)       (美味しいタピオカミルクティーを片手に)


(台湾大学メインキャンパス内のヤシの大通り。広大なキャンパス内を学生さんは自転車で移動します)


(この雰囲気を活かし、ビートルズ風の写真を撮ってみました)

 
(自然が多く、日本の国立大学のキャンパスに似ていました)


(ランチは全員でキャンパス内のマクドナルドで。チキンナゲットのソースは、バーベキュー味ではく「甘酢味(チキンナゲットにつけて食べると油淋鶏風味)」でした!ランチをしながら、大学の事、生活の事、卒業後の事、国家試験のことなど情報交換をしました)


(最後に知り合った記念に写真撮影。帰国してからもインスタグラム等を通して交流を深めているそうです。海外に同じ作業療法士を目指す仲間が沢山できました!)

最終日は朝7時過ぎの飛行機で無事日本に帰りました。
内容の濃い5日間で学生はきっと疲れたと思いますが、海外の作業療法を見学、体験することで得たものも多かったことでしょう。今回の体験で視野を広げ、さらに成長してほしいと願っています。(海外でも活躍する作業療法士が誕生することを期待!)。

(台湾大学との国際交流は、リハビリテーション教育評価機構から認定を受けた際に「優れた点」として評価をいただきました)
(国立台湾大学との国際交流は今年で5年目となりました。台湾大学との国際交流は、これまでの活動を含め「ここがポイント」でも紹介しております)