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現代社会学科3年生がゼミのフィールドワークに行ってきました。

現代社会学科
大学ではたくさんの専門領域を学びます。今回は本学部でおこなった専門演習(ゼミ)の活動について紹介します。

現代社会学部では、大学での学びを発展させるために、専門演習の時間を設け、専門的な知識を身につけます。村田ゼミでは、ここ近年水害の被害が深刻な宮城県丸森町にてフィールドワークを行いました。
被災者宅を実際に訪問し、当時の状況や、今後自分達にできる支援活動についてヒアリングを実施しました。また、住民の方に被害が深刻だった地域を案内してもらい、当時の状況について講和を受けました。


国が進めている河川防災ステーション建設地の視察や地域振興にかかせない地元の名産品


氾濫した阿武隈川の景観や河川の状況を確認してきました


以下、学生の感想
●現地視察の際、船下りを経験し、河川の歴史やその美しい景観を深く知ることができました。また、地元の方々からの聞き取り調査を通じて、町の歴史や自然災害発生時の具体的な状況についての詳細を得ることができました。災害後の時間が経過しているにも関わらず、住民間の絆や復興への強い意志、そして町の現状を直接感じ取ることができました。今後は、これらの得られた情報や資料をもとに、長期的な復興支援の課題についての把握を進めて行きたいと考えています。

●現地視察では、川の風景とその歴史を深く知ることができ、非常に有益な経験でした。さらに、地域の住民から直接話を聞くことで、町の歴史や自然災害が発生した際の具体的な状況について理解することができました。特に、河川が氾濫した場所を訪れた際、テレビで視た情報とは異なる、実際の被災の凄惨さを改めて認識しました。災害から一定の時間が経過しているものの、人々の絆や復興に向けた強い意志、そして町の現状を感じ取ることができました。今後は、更なる資料を収集し、継続的な復興支援の課題について調査を行っていきたいと考えています。

●視察を通じて、当該地区が水資源に恵まれていることを実感しました。地域の住民からの証言を聞くことで、災害は時を選ばず訪れる可能性があることを再確認することができました。河川の氾濫地点の視察の際、該当地域が一時的に洪水となっても、水が速やかに流れ去るような地形であることを認識しました。この地形的特徴から、突如の浸水に対する予測の難しさを理解することができました。また、自然災害はその予測を超えて現れることを実感しました。特に活動中に、過去の災害の深刻な爪痕を未だに確認することができたため、自然災害に対する備えの重要性を認識しました。今後は文献をもっと調べ私達ができる支援を探っていきたいです。