【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.19
理学療法学専攻
元本専攻教員の桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生よりメッセージを頂戴しましたので掲載いたします。
¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?12月も末ですから、仙台では初雪も降ったことでしょう。
最近キトでは全く雨が降らず、日中の日差しは強烈に強く、乾燥著しい毎日です。
日本では年末は大掃除や新年を迎える準備で慌ただしい雰囲気がありますが、エクアドルではクリスマスを目前に賑やかで華やかな雰囲気が街中にあふれています。
しかしどちらも家族と食卓を囲み、ゆっくり語らいながら過ごす時間を楽しみにしていることに変わりありません。
大学もクリスマスイベントを賑やかに行い、冬休みに入りました、・・と思ったら24日まではオンライン授業が続くようです。
クリスマスは遠方に住まいがある学生も家族と過ごせるようにという配慮のようです。
新年は1月5日から始まります。
最近、臨床実習の病院訪問を単独で行う機会が増えました。
これまでは同僚に帯同していましたが、指導者と顔見知りになった施設のいくつかを単独で行っています。
実習期間中複数回訪れる点が日本と異なりますが、指導者の先生に学生の様子を伺うと、ほとんどの先生が「とても順調で問題ありません」と答えてくださります。
どう順調かというと、学生は時間通りにやってきて、ユニフォームを清潔に着用し、患者さんや指導者とコミュニケーションがとれるというもの。
実習生に求められる基本的姿勢は世界共通のようです。
学生から実習の進捗を聞くと、一日(8時から16時)の患者数は10人前後、指導者の指示・助言を仰ぎながら介入し、とても勉強になっているという声が多く聞かれます。
空き時間には、指導者自ら患者役になり、電気や超音波機器の操作方法を学んだという報告もありました。
現在臨床実習指導者に対して学生指導に関する調査を実施しており、実習訪問と同時に調査依頼もしています。当初は訳も分からず同僚についていくことしかできなかった実習訪問ですが、指導者や学生とそれなりに会話ができるようになったことに時の流れを感じるこの頃です。
しかし学生に「(ここまで来るのが)一人で大丈夫だった?」と心配されるまだ頼りなきボランティアでもあります・・。

そのような中、先日、実習先の一つであるクリニックで転倒予防教室を実施させていただきました。
転倒要因の解説と現在のバランス機能の評価を簡単に行い、ストレッチや簡単な筋力アップの運動を参加者の方々と実践しました。
クリニックに通院している患者さんやそのご家族、実習中の学生など総勢20名の方が参加してくださり、最高齢は83歳の方がおられました。
どなたも自身の健康維持に関心が高く、参加者同士ですぐに話が弾み、教室が大変賑やかだったことが印象的でした。
キト市内は坂が多く、あちこちに心臓破りの長い階段や急坂を目にします。
また、バスの乗降時にも段差を昇降しなければならず、普段から自然と足腰が鍛えられる環境です。

「便利で快適すぎない」生活環境が身体を鍛え、元気な身体を維持するための意欲にもつながっているのかと想像する一方、何かの原因で日常生活活動がままならなくなった場合、社会活動を維持するのは簡単ではないと思われます。
キト在住高齢者の健康増進に、ほんのわずかながら貢献できたことに感謝します。
いつまでも元気に標高2800mのキトで、激坂を上って買い物に行ったり、ご友人やご家族と楽しくおしゃべりしたりする生活を続けられることを願っています。
¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!

桂先生よりメッセージを頂戴しましたので掲載いたします。
¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?12月も末ですから、仙台では初雪も降ったことでしょう。
最近キトでは全く雨が降らず、日中の日差しは強烈に強く、乾燥著しい毎日です。
日本では年末は大掃除や新年を迎える準備で慌ただしい雰囲気がありますが、エクアドルではクリスマスを目前に賑やかで華やかな雰囲気が街中にあふれています。
しかしどちらも家族と食卓を囲み、ゆっくり語らいながら過ごす時間を楽しみにしていることに変わりありません。
大学もクリスマスイベントを賑やかに行い、冬休みに入りました、・・と思ったら24日まではオンライン授業が続くようです。
クリスマスは遠方に住まいがある学生も家族と過ごせるようにという配慮のようです。
新年は1月5日から始まります。
最近、臨床実習の病院訪問を単独で行う機会が増えました。
これまでは同僚に帯同していましたが、指導者と顔見知りになった施設のいくつかを単独で行っています。
実習期間中複数回訪れる点が日本と異なりますが、指導者の先生に学生の様子を伺うと、ほとんどの先生が「とても順調で問題ありません」と答えてくださります。
どう順調かというと、学生は時間通りにやってきて、ユニフォームを清潔に着用し、患者さんや指導者とコミュニケーションがとれるというもの。
実習生に求められる基本的姿勢は世界共通のようです。
学生から実習の進捗を聞くと、一日(8時から16時)の患者数は10人前後、指導者の指示・助言を仰ぎながら介入し、とても勉強になっているという声が多く聞かれます。
空き時間には、指導者自ら患者役になり、電気や超音波機器の操作方法を学んだという報告もありました。
現在臨床実習指導者に対して学生指導に関する調査を実施しており、実習訪問と同時に調査依頼もしています。当初は訳も分からず同僚についていくことしかできなかった実習訪問ですが、指導者や学生とそれなりに会話ができるようになったことに時の流れを感じるこの頃です。
しかし学生に「(ここまで来るのが)一人で大丈夫だった?」と心配されるまだ頼りなきボランティアでもあります・・。

そのような中、先日、実習先の一つであるクリニックで転倒予防教室を実施させていただきました。
転倒要因の解説と現在のバランス機能の評価を簡単に行い、ストレッチや簡単な筋力アップの運動を参加者の方々と実践しました。
クリニックに通院している患者さんやそのご家族、実習中の学生など総勢20名の方が参加してくださり、最高齢は83歳の方がおられました。
どなたも自身の健康維持に関心が高く、参加者同士ですぐに話が弾み、教室が大変賑やかだったことが印象的でした。
キト市内は坂が多く、あちこちに心臓破りの長い階段や急坂を目にします。
また、バスの乗降時にも段差を昇降しなければならず、普段から自然と足腰が鍛えられる環境です。

「便利で快適すぎない」生活環境が身体を鍛え、元気な身体を維持するための意欲にもつながっているのかと想像する一方、何かの原因で日常生活活動がままならなくなった場合、社会活動を維持するのは簡単ではないと思われます。
キト在住高齢者の健康増進に、ほんのわずかながら貢献できたことに感謝します。
いつまでも元気に標高2800mのキトで、激坂を上って買い物に行ったり、ご友人やご家族と楽しくおしゃべりしたりする生活を続けられることを願っています。
¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!

















































































































































