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【現代社会学科】学祭企画②特別講演会「これからの宮城を考える」

現代社会学科
現代社会学科・学科企画②
4年ぶりの本格的な学園祭に際し、現代社会学科では、学科での学びを特徴づける「特別講演会」を開催しました。

講演会では、国際連合事務総長特別顧問(人間の安全保障担当)でNPO法人「人間の安全保障フォーラム」理事長の高須幸雄先生をお招きし、
「これからの宮城を考える~誰も取り残されないまちを作ろう!」をテーマにご講演をいただきました。

 

本講演会では、様々な世界的な課題が我々の生活に与える影響を踏まえて、SDGsの目指す世界と「人間の安全保障」の意義についてお話いただきました。
SDGsの国際比較による日本のランキングは166カ国中21位(2023年)と表向きは高評価を得ているものの、
ジェンダー平等や環境面への配慮等では多くの課題が見られること、SDGs17の目標の中には、指標の偏りによって先進国ではうまく当てはまらないもの(目標16)があることなど、
SDGsの実現に向ける中で垣間見える国際課題の数々について解説いただきました。

 

続いて、宮城県の人間の安全保障指数から見えてくる子どもの課題(不登校・いじめ・貧困など)や女性の課題(雇用・家事分担・女性委員割合など)など
地域で焦点を当てるべき優先課題について説明され、ご自身が携わる、気仙沼市をフィールドとするNPO、行政、市民らの連携による「誰も取り残されないまちづくり」の活動についてご紹介されました。



会場の参加学生からは、活発な質問が出され、関心の高さが伺われました。
私達が暮らす地域社会に関心を向け、多様な他者に思いを寄せ、行動する事の大切さを考える大変有意義な講演会となりました。