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第57回日本作業療法学会で発表しました

作業療法学専攻
11月10-12日那覇で開催された第57回日本作業療法学会に参加してきました.日本作業療法学会は日本の作業療法士をはじめ,世界作業療法士連盟(WFOT)会員国のメンバーにも開放しています.国内学会ですが,台湾や韓国からの発表もあり,多文化と触れる機会でもあります.
  


学会で「台湾における作業療法士の養成教育-日本との比較(王治文)」をポスター発表し,作業療法士になる道筋を改めて確認しました.作業療法は人間の生活にかかわる専門職ですので,幅広い学習内容や深い専門性の必要性がつくづく実感しています.



学会を先立ちまして,9日のアジア作業療法協会交流会にも参加しました.日本作業療法士協会が主催で,台湾,香港,韓国が対面で,シンガポールとフィリピンがオンラインで参加しました.グローバル化が進む中,まずはアジア諸国共有の文化から各国の特徴をつかみ,お互いの交流を深めることが相互理解につながります.特に今までの3年間コロナ感染症対策によって生活が一変でしたので,各国ポストコロナでの作業療法の取り組みについての紹介を聞き,非常に勉強になりました.



また,11日、日本・台湾作業療法ジョイントシンポジウムでの司会をつとめました.今回のシンポジウムは日本作業療法士協会と臺灣職能治療學會と学術締結してから初めてのシンポジウムで,今後の交流においてもとても意義深いです.今回は卒後教育と精神障害者の社会復帰に支援する取り組み2演題,日本と台湾の演者が各1人登壇し,講演後討議がありました.英語,日本語,中国語飛び交う現場の雰囲気がとてもあつく楽しく,司会で参加できてよかったと感じます.

那覇と仙台は飛行機で3時間以上もかかり,気候環境も全く異なります.飛行機で見た沖縄のオーシャンブルーがとても印象的でした.長いようで短かったのですが,充実した気持ちで過ごした学会期間でした.