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【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.21

理学療法学専攻
元本専攻教員の桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生よりメッセージを頂戴しましたので掲載いたします。


¡Hola,todos! ¿Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?
今回は、このひと月で行った高齢者施設や地域イベントにおける予防的介入など、地域に根ざした支援のあり方について考えた3つの活動を紹介したいと思います。

① 高齢者センターにおける転倒予防教室
キトから南へ約125kmのサルセド(Salcedo)にある高齢者センターにて、デイサービス利用者約50名を対象に転倒予防教室を実施しました。
内容は下肢筋力強化、バランス練習、リズム運動などを組み合わせた包括的プログラムです。
特に本施設で活動中の隊員から「高齢者の多くがダンス好き」と聞いていたため、アバの「Dancing Queen」を用いたリズム運動を取り入れました。
身体機能の差を考慮し、立位・座位いずれでも参加可能な構成とすることで、幅広い身体レベルに対応しました。
活動を通じ、転倒予防においては身体機能への直接的介入だけでなく、文化的背景や嗜好を踏まえた参加促進の視点が重要であることを再確認しました。
 


② マラソン大会における運動後ケアおよび学生指導
キトから南へ約150kmの アンバト(Ambato)で開催されたマラソン大会で第8セメスター(4年後期)の学生約25名とともに、運動後の筋疲労ケアを目的としたマッサージボランティアを行いました。
この活動は、地域イベントへの専門職の参画という社会的役割を担うと同時に、学生にとっては実践的学習の機会となりました。
多数の希望者に対応するために、状況判断、優先順位付け、コミュニケーション能力など、臨床以外の能力も求められます。
学生たちは、移動のバスの中では遠足さながらお菓子が回ってきたり、カラオケ大会が始まったりと賑やかでしたが、活動中は真剣そのものでした。
理学療法教育において、教室内教育と地域実践を往還することの重要性を改めて認識する機会となりました。
  


③ 高齢者施設における集団活動支援
キトから北西約70kmのカヤンベ(Cayambe)にある高齢者施設にて、他分野の隊員と協働し、集団活動の機会創出を目的としたイベントを企画・実施しました。
この施設では日常的に個別課題は実施されているものの、集団活動の機会は限定的だったため、簡単なゲームやリズム運動を取り入れたプログラムを構成し、社会参加と相互交流の促進を図りました。
さらに、音楽演奏を組み込み、心理的側面への働きかけも行いました。身体機能のみならず、社会的・情緒的側面を含む包括的アプローチが地域リハビリテーションにおいて重要であることを再確認しました。
 

これらの活動を通じて、理学療法は個人に対する「機能回復」だけでなく、集団に対し生活環境や文化的背景を考慮した「社会参加の機会の提供」という側面があり、その概念は世界で必要なものであることを再確認することができました。
わたしのエクアドル生活は2か月を切りました。あと、何ができるでしょうか。まだまだ取り組みたいことがたくさんあります!
¡Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!
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