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【理学療法学専攻】中学生に向けて「障碍・高齢体験学習」を行いました

理学療法学専攻
2023.11.30

Kids challenge & Sports support projectでご協力いただいている矢本第二中学校様のご依頼を受け、1年生の生徒さんを対象にした「障碍・高齢体験学習」の講師を務めさせていただきました。

 
2020年度、スポーツ庁の事業で実施された「オリンピック・パラリンピックムーブメント全国展開事業」に矢本第二中学校は2年連続(2020年度、2021年度)でその教育推進校に指定され、その取り組みの中で本専攻では「障碍・高齢体験学習」の支援をさせて頂きました。
今年度は前年度に引き続きこの取り組みを学校独自で展開し、同様に体験学習の支援をさせて頂きました。
体験学習の支援に際し、本学理学療法学専攻4年生の学生も多数参加し、これまでの学内での学びや臨床実習で得た経験を生徒さんにそれぞれ伝えてもらいました。

当日は、①車椅子体験、②視覚障碍体験、③高齢者擬似体験の3つの企画を実施させていただきました。

車椅子体験では、車椅子の操作の難しさやわずかな段差が大きなバリアとなることを経験できるブースや、車椅子バスケットを経験できるブースを用意しました。


白杖体験では、タオルで視覚をブラインドし、1歩出すことの怖さを体験してもらいました。
また、介助者の役割も体験してもらい、一つ一つの誘導や声掛けの大切さを感じてもらいました。


高齢者体験では、体の動かしづらさや、視覚や聴覚の変化を感じてもらいました。
このブースで使用した高齢者体験キットは(一社)宮城県理学療法士会からお借りしました。


体験会の最後には、生徒さん数名に感想を発表してもらいましたが、非常に多くの気づきがあったようでした。
以上のような体験から個々が感じたこと・気づいたことをもとに、身近にいる高齢者や障碍者の方との関わり方について考えるきっかけとなればと思っています。

講師:鈴木誠、鈴木博人、平山和哉